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アメリカで取得した免許を日本の免許に切り替える 6

一回目の試験を落ちただけの私は、
再度チャレンジすれば受かるだろうと
気楽に構えていました。

しかし、さすが日本の試験。
二回目、試験官に指摘されたところを調べてから
綿密にイメトレし、試験に臨みましたが、

クランクでポールに接触してアウト。

三回目は、慎重に、慎重に臨んだものの、

大回り小回りの使い分けができなくてアウト。
(角を曲がるとき、反対車線に飛び出してたそうです…)

三回目のテストに落ちた時は、凄くショックでした。
試験の前に、家族に車を出してもらって、
府中まで練習に行ったからです。

アメリカで友達に練習を手伝ってもらったときも、
今回の練習も、
誰かの時間と労力をいただいて練習しているわけです。
ほんとに感謝してるし、同時に、それなりの成果を出したい!
という緊張感が出てきます。

おまけにこの練習、正確には練習に使った車。
エアコンが壊れていたことが痛かった。

練習に行った日は、かなり蒸し暑い日でした。出発地点から府中まで、
車で一時間半もあったのに、
とにかくエアコンがチョロ~としか冷風を出してくれません。

チョロ~

暑い…イライラ
チョロ~
道が混んでる…イライラ
チョロ~
練習の予約に間に合わないのでは…イライラ
チョロ~
ってか暑い!!!!!!

こんなあんばいで、車に乗ってる私も家族も、
滲む汗(とイライラ)と戦いながらの練習でした。

そんな中、クランクとS字カーブも、何回も練習して挑んだのに。
角の曲がりかただけで落ちるなんて…(泣)

三回目落ちた日は、くやしくて涙が滲む思いでした。

ますます、ぐずぐずしてはおれません。

ネットで検索して、府中の近くでヒットした外免切替の一時間教習を受けました。

そしたら…

免許を取るためのテクニックがいっぱいあるのです!


アメリカで運転してきたんだから、なんとかなるでしょ♪と思ってたわたしは、
完全な甘ちゃんだったのでした。

教習と家族の支援とによって、めでたく四回目の試験で合格しました。

たった一万円の教習料金(+府中の練習費用2000円)。
最初から払っておけばこんなことには...。

勉強になりました。

写真をとって、免許が発行されて、
これで、鮫洲には行かなくて済むのだ、と思うと、
開放感でいっぱいになりました。

次は、最後にまとめを書きます。

アメリカで取得した免許を日本の免許に切り替える 5

技能確認試験の日、鮫洲駅から試験場まで歩いて行きました。

駅前の路地には、行く先々に「運転試験場を仕事にしている」お店がいっぱいあります。
試験場へ行く人を相手として、定食屋さん、代書屋さん、予備校、写真屋さん…

あまりにもお店の数が多くて、
「私はこのお店にお世話にならなかったけど、果たして免許は取れるものなのだろうか…?」
と心配になりました。が、モヤモヤしながらも試験場に着いてしまいました。

なんとも落ち着かない曇り空の下、技能確認試験が開始されました。
私は13人中12番目。
試験の順番を待っている間に、どんどん緊張してきました。

待合室には、コースの地図が貼ってあり、
どこに何の信号や曲がり角があるか、事前に見ておくことができます。

この地図が、アメリカ帰りのやわな頭には、凄く怖いものに感じました。
あんなに急な角度を曲がれるのか??

ガチガチに緊張してきたところで、順番がきました。

いよいよ私の番。

ドキドキしながら発車し、角を曲がり、指示どおりに車を進めました。

そして、クランクに入りました。
車がこすってはいけない柵に当たることなく、辛くも通過。
ほっとして涙が出そうでした。が。

気が緩んで、一時停止が甘くなりました。
次の瞬間、試験官にブレーキを踏まれました...。

「はい、一時停止しなかったね。不合格」

あっさり落ちました。

一時停止すれば受かっていたのに...(涙)。

分かったこと:鮫洲駅周辺のお店を利用することと、試験の合格は関係がない。

次回は試験に受かるまでをレポートします。

アメリカで取得した免許を日本の免許に切り替える 4

ほんとうに外免切替の必要があるかたは、下のリンクを参考にされると良いと思います。

http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Race/9115/


BBSが便利です。どういう場合に切り替えがうまくいくのか、情報収集が出来ます。

そのころの私は、いよいよ鮫洲でペーパーテストだ!ということで、
問題集を1冊買い足しました。
勉強する傍ら、住民票などの書類を揃えました。

ペーパーテストは、正確には知識確認試験と言います。
練習問題も解いた後、意を決して、知識確認試験を受けに行きました。
今度は朝イチで鮫洲に着くようにでかけました。

鮫洲の運転試験場に着いて、コーヒーを飲んだりしながら待っていると、
外免切替の申請をするとおぼしき人が集まってきました。
みんな、アジア系だったり、アラブ系だったり、アメリカ人だったり、
私みたいな日本人は一人もいませんでした。

受け付けが始まりました。順番通り、一番に並んで書類を申請。
ちゃんと準備してきた書類を見て頂き、申請はサクサク終了。
お金2400円を払っていったん待機。

いよいよテストです!
しばらくたって、名前を呼ばれ、受け付けの脇にあるドアから試験会場に通されました。

入ってびっくり。ちっちゃいオフィス(というより、受け付けをしてるカウンターの裏)の片隅に、
パソコンとパソコンモニターがありました。

試験官 兼 受け付けの人が来て、

「これ、タッチパネルだから。10問、問題を解いて下さい。」

アメリカのLearner's permitの時と同じじゃん、と思いつつ、テストを受けました。

結果、全問正解で合格!
ハッキリいって楽勝でした!

テスト内容は、知識の有無を聞く文章問題が8。あとは、図を見て正答肢を答える図表問題が2でした。
交差点でどの車に発進の優先順位があるかを問う問題も出ました。

あっという間にテストを終えて部屋から出ると、
3番目にならんでいたアジア系の二人連れが、まだカウンターでもめてました。
あっさり、知識確認試験は合格。

その日のうちに技能試験は受けられないので、技術確認試験の予約をとって帰りました。

次は、いよいよ技能試験です。

アメリカで取得した免許を日本の免許に切り替える 3

外免切替の申請書類を揃えるにあたり、最初にすべきことは、
【外国免許証の「日本語による翻訳文」】をJAFに作ってもらうことです。

http://www.jaf.or.jp/inter/translation/index.htm

【外国免許証の「日本語による翻訳文」】
JAFでしか作れない(大使館が代行する場合があるみたいですが)、
かつ申請に必須の書類だそうです。

取得するには、JAFのビルまで行かくか、
380円の返送料を払って郵送してもらう必要があります。

返送料が高いのと、1週間以上待たなければならないのは嫌だなと思ったので、
必要書類を抱えてえっちらおっちら行ってきました。

芝公園から歩いて10分、ちょっと道に迷いつつ、どうにかたどりつきました。
ガラス張りの近代的な建物の二階に受付がありました。
天井が高くて、がらんとした空間に、スタッフの方が数名働いていました。

アメリカの免許証と、必要事項を書いた【外国免許証翻訳文発行申請書】(つまり申込書)
を渡して、20分後。書類はすぐにできました。

こんな機会でもない限り、JAFに行く機会なんか無いですよね。
よい経験になりました。

これが無ければ試験が受けられないと思い、
がっしり抱えてJAFを出ました。

実は、同じ日に申請を済ませてしまいたかったので、
急ぐ足で鮫洲の運転試験場へ。
この時点で4時を過ぎてしまいました。

無情にも、受け付けは終了してました…。


気をつけなくてはならないのが、鮫洲の受付は15:00までということです。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/kokugai/kokugai05.htm

ははは...時間を確認すべきでした。

気落ちして家に帰る間も、試験勉強はしていました。

「次、鮫洲に行ったときは、ペーパーテストを受けるのだ...。」

よく話に聞く、日本のペーパーテストの難しさ。
アメリカの時みたいに適当(良い意味で)ではいけないと、
家族の用意してくれた参考書を読んでいました。

次は、鮫洲で書類を申請し、いよいよペーパーテストを受けます。

アメリカで取得した免許を日本の免許に切り替える 脱線

日本で免許を取った人がアメリカで免許を取るのは、凄く簡単です。
それが証拠に、留学経験者たちはみな、口を揃えて「実技試験が簡単」だと言っていました。

一方、私はとてもしんどいと感じました。
では、どこに差があるのか。

終わってから分かったことですが、
留学経験者の人たちは全員、日本での運転経験があったのです。
たった、これだけなんですが。

私は運転経験ゼロだったので、まず「運転」が出来なければなりませんでした。
結果的に運転練習でしんどい思いをしました(先生がスパルタ式だったこともあり…)。

留学経験者の方々の中には、「全然大丈夫だよ、日本で運転の練習する必要ないよ」
とおっしゃるかたもいて、私は鵜呑みにしてしまいました。

…世の中、鵜呑みにしてはいけないことって、沢山あるんですね…(遠い目)

もう一つの決定的な違いは、自動車免許を取るまでの道のりです。

アメリカなら、私がたどったように

Learner's permitをとる(自宅自習後、いきなりテスト)
8-10回先生について運転練習
友達に手伝ってもらって3-4回運転練習
(ここを気軽にカウントしてはいけないですが、
先生はカウントに入れてました)
試験
合格

という流れで、困難と言ってもたかがしれてます。

一方、日本となれば、まず 

教習所に通って講習を受ける(個人的に「通う」というのがハードル高い)
筆記試験
教習所で運転練習
仮免許発行
路上教習
免許発行
となり、テストがいっぱい!テストされる項目も盛りだくさん!

これだけ勉強&練習して、
かつクランク・カーブ・車庫入れ・縦列駐車…
とトレーニングしてあれば、
アメリカのテストなんておちゃのこさいさい!にもなるというもの。

この差は、日本人がアメリカで免許を取るには有利ですが、
アメリカで免許を取った人にはめちゃめちゃ不利です。

日本の警察も大したもので、
いいかげんな国の免許は簡単に切り替えさせないような
プログラムを組んであります。

脱線してたら長くなりました。次回こそ書類を揃えます。

Appendix

プロフィール

miwacco

Author:miwacco
女、研究者です。
日本で助教しています。

研究テーマは外分泌。
普段は絵を描くこと、自然を楽しむこと、料理して食べることが好きです。
旅行では温泉つきの旅館に泊まるのが好きです。

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